週末の関東は日差しがあっても風が冷たく、12月に入ったなぁ・・と感じさせる陽気でした。
我が家はクリスマスプレゼントを買いに行ったり、忘年会的なことをしたりとこれまた12月らしい過ごし方をしました。
さて、前回は職務経歴書を書く際に"今の自分が形成されるまでの振り返り”の機会を持つことができたと書きました。
前回の記事はこちら
その機会は公共職業訓練(離職者訓練)の就職支援の講座内だったのですが、そのことについて本日は書いて行きたいと思います。
公共職業訓練(離職者訓練)って何?要件は?
公共職業訓練(離職者訓練)を聞いたことがある方も多いかと思いますが、離職者と名がついていることから、現職の方にとってはあまり馴染みがあったり興味関心を持ったりするものではないかもしれません。
公共職業訓練(離職者訓練)とは・・・
主に雇用保険を受給している求職者の方を対象に、就職に必要な職業スキルや知識を習得するための訓練を無料(テキスト代等は自己負担)で実施しています。
対象者:ハローワークの求職者
訓練期間:概ね3月~2年
ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練||厚生労働省|厚生労働省
ここに書かれている通り、対象は求職者なのですが、条件としては下記の通りです。
⑴離職している
⑵雇用保険の受給の要件を満たしている
⑶求職の申込みをしている
まず、⑴退職しているということは勿論ですが、退職以前は雇用保険の被保険者であり、⑵退職時(雇用保険喪失後)雇用保険の基本手当の受給が可能な要件を満たしている必要があります。そして、⑶求職者登録をしているという部分に関しては、⑴⑵を満たしていてもハローワークに求職の申し込みをしていなければ要件を満たしません。
⑶求職の申込をするということは、いわゆる”就職しようとする積極的な意思があり”、”いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、本人やハローワークの努力によっても、職業に就くことができない「失業の状態」にある”ことが必要です。そのため病気やけが、出産・育児等の理由によりすぐに就職できないときは求職の申込ができません。
併せて⑵に関しては少し細かい要件がありますので確認いただいた方が良いのですが、雇用保険に加入(週20時間以上働いていれば基本的に加入です)していて離職日以前2年内に被保険者期間(ひと月の基礎日数が11日以上ある月)が12カ月あれば要件は満たします。少しややこしいのですが、ひとつの例として言えば・・
前職で正社員として11年ほど勤務していた私の場合は⑵はクリアになります。
※病気や育休等で長く休職していた場合はまた異なります。
どんな訓練が受けられる?
要件が分かったところでどんな訓練が受けられるかを見ていきます。訓練の検索は専用のサイトがありそこで探すことができます。
専門的な知識を学ぶ講座や、私のように一般的な事務を中心にやってきたような者が興味関心がある講座等色々なジャンルがあり選択することができます。一例ですが、このような感じです。
・中級PC・事務スキルマスター科
・介護職員初任者研修課程(救命救急・認知症サポーター)
・基礎から学べるWEBデザイン/サイト制作/マーケティング科(eラーニング)
私は先ほどの検索サイトと千葉県住みのため千葉労働局のサイトから検索してこのような一覧をチェックしていました。お住いの県の労働局でもこのような一覧が出ているかもしれません。
(千葉県内のハロートレーニングのスケジュール一覧)
検索すると沢山の訓練が出てきますが、よく調べなければ行けないのがこの辺りです。
・訓練内容(訓練後得られるスキル)
・実施期間、実施場所
・自己負担額
・受けたい訓練の申込が間に合うか
訓練内容は一番重要な部分です。就職に必要な職業スキルを身に着けるのが目的ですので、自分がどんな職業を希望していて、どのようなスキルが必要で、自分に足りないスキルはどの部分なのかそんなことも考える必要があります。その上で実施期間や時間、実施場所が通学可能かどうかもチェックします。講座によってはテキスト代がかかる場合があるので自己負担があるかないかも見ておくと良いかもしれません。そして、希望する講座が見つかったとしても申込のタイミングが合わないと受講できませんので、その辺りも事前に確認が必要です。(ハローワークに何回か行く必要があります)
私の場合は、子育てをしている関係で講座の開催時間や通学場所が大きな問題となりました。通学型の訓練は平日5日間、午前から夕方のようなスケジュールの講座が多く、子供のお迎えに間に合わず通学は困難だなと思う講座が多かったです。
しかし、その中で先ほど講座例にもあげたようなe-ラーニングの講座がいくつかあることを知りました。
e-ラーニングであれば子育て中でも自宅で公共職業訓練によるスキルアップが可能!
e-ラーニングの講座であれば通学の必要はないため、自身の居住地の講座だけではなく全国のe-ラーニングの講座から選ぶことが可能となりますの。その上、受講の時間帯も日中に限らず自身で決める事ができます。ただ、あくまでも就職に必要な職業スキルや知識を習得し、受講後早期に就職することを促すための訓練であるため、講座内で就職支援に関する全体講義や個別の職業相談、対面指導がカリキュラムに組み込まれていることが多いようです。そのため、すべてのカリキュラムを自身が好きなタイミングで受講できるわけではないところは注意です。
次回は私が受講した訓練の話も交えながら続きを書いて行こうと思います。
#現在「リライサポート事務所」として活動中
#開業後は「行政書士リライサポート事務所」で活動予定
#ワーママ #開業日記 #副業 #行政書士 #士業 #40代ワーママ #起業家