開業まで約2ヶ月となり、事務所どうするか考える。
行政書士の事務所設置要件とは?
①業務上の秘密を保持できる明確な区分ができるスペースってどんな場所?
明確な区分と聞くと、他のスペースと区分けしているだけではダメなのかな?と思いますがどの程度なのかはわかりにくい部分があります。これは自宅開業で言えば、生活スペースと事務所スペースが完全に分かれている必要があるということを意味するようです。例えばリビングの片隅にデスクを置いてついたてを立てて独立した空間を作ったとしても、生活スペースと一緒になっているのでそれは明確な区分があるとは言えないですね。
よって、自宅で開業するのであれば、事務所専用に使う個室がないとダメと考える必要がありますね。シェアオフィスなど当てはめた場合でも、オープンスペース内でその日によって席が異なるような場合や、一席ごとにパーテーションで区切られているデスクもダメだということになります。
コワーキングオフィスやシェアオフィスを事務所として考えるのであれば個室を借りる必要があると言えます。
②事務所の管理に責任を持ち、正常な利用、運営ができることってつまり・・?
次に管理・責任・正常な利用についてですが、シンプルに考えると使用権原?という認識に近いと思います。自宅開業・シェアオフィス・賃貸オフィスどの場合にも当てはまりますが、つまり行政書士事務所として使用して良いかということです。現在居住している賃貸マンションやアパート等で開業する場合は、大家さんに事務所としても使いたい旨許可を取る必要がありますし、ご両親と住んでいる場合でも承諾を取る必要が出てきます。シェアオフィスの場合は運営会社に確認が必要です。賃貸オフィスを探す場合も事前に事務所利用をする旨を伝える必要がありますね。
管理という面からすると、シェアオフィス等の場合は鍵がかかる必要もありそうです。
③事務所運営にあたり必要な設備って具体的に何?
必要な設備というのが引っかかる部分ですが、各行政書士会で必要な具体的な設備について概ね決められています。
一 事務スペース及び接客スペースがあること
二 照明及び第五号から第七号記載の機器を作動させるための電源設備及び通信回線設備
三 事務用机・椅子
四 書類等保管庫(容易に移動できないもの、鍵がかかるもの)
五 電話
六 プリンター・FAX・コピー機等
七 パソコン等
八 用紙、事務用品等収納庫又は収納棚
九 業務用図書及び図書棚
これは東京都行政書士会の設置基準になりますが、結構ありますよね・・。
まず驚いたのが、一の接客スペース!!!事務スペースは当然ですが、接客スペースもいるの?ということです。そうなると来客用のテーブルや椅子も必要ですし何よりそのスペースを確保しなくてはいけません!
次に四の書類保管庫(容易に移動できない・鍵がかかるもの)ですが、えっどんな重厚なキャビネット・・・?という感じですね。長らく会社勤めしていたのでオフィス用のキャビネットは知っていますがあれ必要なの・・・?という感じです。後は確かに必要なものではありますが、六のFAXは複合機じゃないと無理じゃない?とか、九の業務用図書棚とかまぁ・・何ともご丁寧に・・という印象を受けました。
①〜③の要件を知り思ったこと
まず①の場所の要件を見て思ったこととしては、自宅開業は大丈夫そうだということ、シェアオフィスの値段も念のため調べたい。賃貸オフィスはさすがに無理そうという感じです。(うらやましいけれど値段的に)
②に関しては①と関連しているので自宅以外に関しては調べないと分からないなという印象
③に関しては、記載の設備全部準備しなくてはいけないの!?に尽きます。書かれた通りに全部揃えたらそれだけでいくらかかるのだろう・・と頭を抱えそうです。
ちなみに現在私が持っている事務設備は・・・
一 〇事務スペース及び〇接客スペースがあること
二 照明及び第五号から第七号記載の機器を作動させるための〇電源設備及び通信回線設備
三〇 事務用机・椅子
四 ×書類等保管庫(容易に移動できないもの、鍵がかかるもの)
五 〇電話
六 ×プリンター・FAX・コピー機等
七 〇パソコン等
八 〇用紙、×事務用品等収納庫又は収納棚
九 ×業務用図書及び図書棚
このような感じです。五の電話は携帯(私用)です。六は全て×です。収納棚や図書棚もありません・・!(変かな?)
そのため今の状態だと準備するものがやはり多そうです。出費もかさみそうです。。
何とかできないかなぁ・・。泣!!!!
これについては開業にあたり避けて通れない道なので次回以降も書いて行きたいと思います。
#現在「リライサポート事務所」として活動中 #開業後は「行政書士リライサポート事務所」で活動予定
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